くにばるそん。

ここは日本、とくに沖縄県国頭郡国頭村の三村、大宜味村、東村、国頭村の集まるあたりを総称して「やんばる」と呼ぶらしい。漢字で「山原」希少かつ固定種の「やんばるくいな」は「山原水鶏」と書くらしい。その「やんばる」という地名と国頭村が混ざってうっかり今、くにばるそんと親指で打ち込んで変換されないことによりその混同、間違いに気づいた次第である。

 

昨日無事に現地に着き、コーディネータの方にもお会いしてほんとにね、疲れたから早めに寝ようということになり、0時過ぎにはお互い布団に入ったこともあり、8:30にはよしが起き、ぼくはいそいそと9:00過ぎに起きた。どうやら9:30〜村役場の人と引き合わせてくれることらしかった。ごわごわの髪をなんとかおおめのワックスで取り繕い、トマッテイル建物の真下のHentona Loungeへ。少し待って役場の職員のお兄さんが来てお話をした。引き合わせ兼雑談兼打ち合わせは、たいへんいい時間でした。小一時間かな。いろいろな現状を聞き、まずは見てまわりますこの地域をと宣言し早々に、奥間ビーチ、国頭港食堂、沖縄本島最北端の辺戸岬、やんばる学びの森、と行き先を決めてこの日は車でまわった。3:7で運転する機会を与えてくれたよしに心から感謝の意を、、

 

とにかく、海の色が透きとおって、きれいだった。ほんとうに。これだけでも来てよかったとおもえるくらい。いやいや、おくまビーチの存在、奥の米軍基地保養所、そしてうまい飯。定食+100円のアーサ汁が滅茶滅茶美味かったんだ。辺戸岬は遠くに鹿児島県内の与論島見えた。みたことない緑色の植物にきれいすぎる青い空と海のコントラスト、よしも感動していたが僕もとんでもないくらい興奮した。学びの森でどうやら2人の「ヤンバルクイナスイッチ」が点灯した模様だ。何も知らない状態で憶測で物事を進めていこうとすることの恩恵を知ったのだった。ビバ、よんなーコース。

 

帰りに夕方、再びの奥間ビーチ、泳いだ。気持ちよかった。最高でした。そのあと帰路、無理矢理の駐車に役場のおじちゃん2人も喫煙の時間を割いて手伝ってくれた。おかげで難易度の高いところ、停められましたありがとう。その後、すこし海まで歩いて途中の刺身や(沖縄では魚屋といわずに刺身や)でさわらのフライをごちそうになりながらそのまま鮨はなぜんというお店で夕飯、誰も他にいなくて。美味しかったとにかく。から木(からぎ)酒にみそあえ、ふちゃんぷるー、唐揚げ、焼き鳥、まあ安くてうまい。その後はⓂ️というお菓子屋さんでケーキを買い、晩酌。眠いからまた。かずき

赤と黄色のお箸を二度ほど

「どこでも移住」という民間の方のアイデアのおかげでずっとしてみたかったwooffのような地域おこし協力隊のような、いや、ようなというけど全くおそらくそれよりもゆるゆるの移住体験型プログラムに高校の同級生と二人でバタバタと、人生初めての沖縄県もしかも沖縄本島の北端の「国頭村(くにがみそん)」へ来てしまった…。

 

バニラエア、那覇空港LCCターミナル、淡い軍服の米兵さん、韓国のようでアメリカのようなところもある高速からの沖縄の風景、ローソンとファミマ、ソーキそばコーレーグースーもずく酢ナムルジューシー、北海道のサンマ、シークァーサー、トンネル抜けて、ペルー料理店にオリオン提灯、ケツメイシDEEN、嫁の実家がこっちの久保さん、鮨屋!、23時までの酒屋のおばちゃん、まるた、ゴキブリ退治で疲弊、照れる星空へ憂いおびた私、、、初めてを有難う、好きな人がいるってありがとう。

 

いったん置いてくるものと繋ぐなにかを意識して、積極的外交姿勢にガスコンロ三つと石鹸の調達。ハレノヒを無駄にしないように。やんばるめんそーれ〜!

 

2018.10.2.am0127

にんじみそーれー

 

『キッチン』吉本ばなな

近所にできた小さな本屋nui booksの、店頭のワゴンセールで買った小さな文庫本の表題作「キッチン」を読み終えた。

 

作者はこれまた近所に住んでいる気がする。いい小説だった。というよりこの小説を読むことができてよかったと思う。

 

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その柔らかく骨太な終わり方に歩む膝小僧を前に前に進めたくなる私はまだまだみかげのようにありふれた力強さを小脇に抱えて生きていくことはできなそうだけれど。

 

キッチンは、思えば私にとっては二人の料理好きな友人のおかげでゼロ距離からだいぶ近い存在になったと思っている。起き抜けにコンタクトレンズを付けない視力0.01以下の私が無心でシャワーを浴びて家の中を練り歩くくらい、台所をキッチンを縦横無尽に無心で操って、たいせつな人の喜ぶ料理を作る毎日を過ごしたいと、そういう誰にも邪魔されることのない強力な幸福というものが、そこにはある。もしバーカウンターを作るならキッチンはカウンターのすぐ真下、お客さんのすぐそばに備え付けたい。設えにも当然だが、使い方にはもっと個性が出る。と、先の二人の友人を見ていて思うところ。洗い物がすきだ。それくらいしか早く確実にできることがまだ私にはないから。どんな設えの台所であってもなるべく100%に近い私の持てる力の発揮できる私でありたいし、それ以前にまず、彼ら二人の友人に負けないくらいいつの日か台所との多くの多くの回路を繋いで、自足できますように。いや、するのだ。筍歴二年目の私なのだ。

 

健やかなるときも

生の蠢きを感じる級友のモード。そのすてきな切り口の話、ぼくも付いていきたかったけど、言葉がついぞ出なかった。近所にできた可能性の詰まった小さな本屋への愛とアイディア。なにも考えずに、木々の黒とゲレンデの白とスカッと晴れた青空の三色をゆっくりとがだがた揺れるリフトから眺めてみたいと思うけど、それはグッと胸にしまって時々思い出して、すすんでいく。ねます。

dear neu.

"人間関係

日付を跨いだ今日は地元、たまがわ花火大会をアルバイト先の居酒屋が出店するということで手伝ったのだった。前日に横浜のビアガーデンという一人では決して選ばないところで慣れないアメリカンフードと飲み放題にビールやら甘いお酒を貧乏癖によりしこたま飲み、頭痛と吐き気に迎えられて今朝を迎えたのは新子安。ギリギリに邸宅を出てさんちゃにつき、10〜12時まで魚屋を体感したり西友の階を奔走したりで13〜20時までは懐かしい二子玉川(にこたま)河川敷で陽に照らされ帰り、帰宅したのが0時前だ。人間関係とひとはよく言うが、人間関係人間関係、それほどヒューマン=人「間」すなわち人は他人との「間」で生きているから「人間」なんだ「人間関係」だという人がどれほどみのまわりにいるだろうかと主観的に見ようとすれば、その数の少なきことよ。黙っておなじ場所にいておなじ空気を吸うことで大切な人を見守ろうとするから人間関係なのであって、ハナっから「人間関係」が大事だから大事にしようと言う、言い散らす、宣言するのはマラソンだから走ることをがんばろうと言う、言い散らすのとおなじくらい野暮で腹の立つほど意味のない行為だというのは当然で、けれど存外、今と眼前の他人を見やって思いやることのできる気持ちとその持ち主は、それこそ存外いないようでいることは分かっているがなかなかどうして自分本位に世界を見ていると感じられないものである。はじまりはいつも雨、雨上がりの夜空に、小林賢太郎、戸田さん、かんそう、災害のこわさ、おやすみ。

 

 

鉄の箱のなかで

金沢文庫」とは変な名前だと思っていたが、どうやら鎌倉時代武家階級の教育機関に関係しているらしい。

 

ふと危ない宿命を背負いながら今その内にすっぽりと入ってしまっているブラックボックスの存在を自覚する。その箱の中にいるときには何という為体であろうか。ひたすら今一度の娯楽に興じようと促してくれるその部屋のことを、内側からただその景色を見やることすら諦めている鉄道のドア越しに思いやった。

 

「期待」という言葉は諦念が側にある者が発する以外には、虚しく響くばかりとは、米澤穂信クドリャフカの順番』に教訓めいて語られていた。「努力」は未だそれの足りない者が使うんだろう。

 

なるべく鉄の箱に気付かれないように日々と場所を横断しながら、ブラックボックスにのみこまれないうちに外へ出よう。

 

ひとりの夜は

声が聴きたい

飛び乗る電車 会いにいく

デスクワークも

ご機嫌とりも

投げ出してこう

夢の国へ 行ってみたい

愛を知る Have a nice day

(Have a nice day! /LUCKY OLD SUN)

 

うだる暑日

2017.7.11

 

焼き鳥とビールが欲しくなった夜だったこの日したことは、もう塗れるところなんて全くない自分の身体に嘘という名のペンキを塗り重ねて塗り重ねられたせいでもう気を失っているところに約束を破り、大切な自分のものを壊して、マスキングテープの応急処置。悲惨な逃走をしながら泣く泣く落し物を取りに片道1時間半かけて向かう始末。

 

 

進展したことはない。笑えるほどどうしたってこうも暗い文面になってしまう日常をそれでもなんとか前転させようといま一瞬思えたのは、この親指を動かしたから。連動する液晶と親指ときもち。躍動感のある日々は身体を動かすことから始めよう。ラブライブカウンセラーの回のダラケ!を見てそう思っている場合ではない。

 

トマトの塩漬けがニンニクを入れたことによりトマト感が消え失せ、塩を入れ過ぎたことにより超絶しょっぱくなってしまった。パスタにカレーに、調味料だ。

 

青いトマト、黒いシチュー。

GスポットのGは発見したドイツの婦人科医の名前から。大森北は道が入り組んで家が多すぎる。夜の自転車は気持ちがいい。ゆっくり走るといい。