くにばるそん。

ここは日本、とくに沖縄県国頭郡国頭村の三村、大宜味村、東村、国頭村の集まるあたりを総称して「やんばる」と呼ぶらしい。漢字で「山原」希少かつ固定種の「やんばるくいな」は「山原水鶏」と書くらしい。その「やんばる」という地名と国頭村が混ざってう…

赤と黄色のお箸を二度ほど

「どこでも移住」という民間の方のアイデアのおかげでずっとしてみたかったwooffのような地域おこし協力隊のような、いや、ようなというけど全くおそらくそれよりもゆるゆるの移住体験型プログラムに高校の同級生と二人でバタバタと、人生初めての沖縄県もし…

『キッチン』吉本ばなな

近所にできた小さな本屋nui booksの、店頭のワゴンセールで買った小さな文庫本の表題作「キッチン」を読み終えた。 作者はこれまた近所に住んでいる気がする。いい小説だった。というよりこの小説を読むことができてよかったと思う。 __ __ その柔らかく骨太…

健やかなるときも

生の蠢きを感じる級友のモード。そのすてきな切り口の話、ぼくも付いていきたかったけど、言葉がついぞ出なかった。近所にできた可能性の詰まった小さな本屋への愛とアイディア。なにも考えずに、木々の黒とゲレンデの白とスカッと晴れた青空の三色をゆっく…

"人間関係

日付を跨いだ今日は地元、たまがわ花火大会をアルバイト先の居酒屋が出店するということで手伝ったのだった。前日に横浜のビアガーデンという一人では決して選ばないところで慣れないアメリカンフードと飲み放題にビールやら甘いお酒を貧乏癖によりしこたま…

鉄の箱のなかで

「金沢文庫」とは変な名前だと思っていたが、どうやら鎌倉時代の武家階級の教育機関に関係しているらしい。 ふと危ない宿命を背負いながら今その内にすっぽりと入ってしまっているブラックボックスの存在を自覚する。その箱の中にいるときには何という為体で…

うだる暑日

2017.7.11 焼き鳥とビールが欲しくなった夜だったこの日したことは、もう塗れるところなんて全くない自分の身体に嘘という名のペンキを塗り重ねて塗り重ねられたせいでもう気を失っているところに約束を破り、大切な自分のものを壊して、マスキングテープの…

胸の端っこで大事にするんだよ

関取花/もしも僕に 人生なんてそうさネタ探し 楽しんだもん勝ち そういうもんだよ なんで引き受けてしまったんだろうということの積み重ねでとりわけ3年次からの大学時代の僕は構成されている。こんな他人事みたいな言い方を試しにしてみているだけだから、…

浴室のひらめき(書いてる途中で寝ちゃって日をまたぎました)

2016/11/28/深夜 『Duel Links』言わずと知れた「遊戯王」のこのスマホゲームに両足ツッコミどハマりしていた昨日までには想像できないほどなぜか気分的に飽きてしまって、日付けをまたいでから遅めのシャワーを浴びた。そしたら、今週末の(もう12月…)光…

大船から海を目指す。

先週金から月、火、水という逃避行。なんとか言い訳をして来週月曜に調整が目下の最優先事項だ。この週末以来の久々の巣脱出で吸った午後の豪徳寺の空気はまるで平和で、この先ずっとこの場所はこんな風に平和な空気に包まれて、世田谷線が走り続けるのかも…

あれよあれよ、春真っ盛り。

大学図書館を17時に追い出され、 国立横浜森林公園を小一時間のビルディングトリップ。 総合研究棟の5階外階段から見えた、夕焼けに、 照らされた桜や緑。心を奪われる。 「見る」ことを恐れてはいけない。何も見えていなかったことを恥ずかしいと(少し)思っ…

大学四回生、今一度の大学過年度へ向けて〜横須賀線各停逗子行車中

坂口恭平特集『ユリイカ』に付属していたアルバム「ルリビタキ」の曲をMacbook Airで聴いている。昨夜、愛媛から深夜バスに乗って今朝7時過ぎに新宿に着き、霧雨の降る東京に肌寒さを感じた。母親に勧められて二度目の麻布十番の歯医者へ歯のクリーニングへ…

ある雪の降る新年の夜

あるよく晴れた平日の午後 思い思いのタイミングで いつもの場所に いつもの風景 予定外の予定と想定内の予定を正午過ぎからこなしたつもりで家路につき、二日ぶんの作り置きされたおかずにあり着いたのが午前零時前。そこからだらだらと夜食のような時間の…